サメ卵だけでは成長できない理由とは!プレレプトケファルスの餌

  • 餌の試行錯誤
試行錯誤

人工的に作られたプレレプトケファルスはワムシを食べても全然成長しなかった。

微粒子飼料、ゆで卵の黄身、魚卵粉末、天然プランクトン、粉砕したエビやイカなど20種類を試したが、全く成長しなかったのだそうです。

試行錯誤の結果、唯一成長したのが、ワムシの栄養強化剤として使われているサメ卵の冷凍粉末(アクアラン)と海水を練り合わせたものだったのです。

通常は、卵黄を使い果たして、7mm程度までしか成長しないのですが、サメ卵を使うと、約1か月飼育が可能になり、10㎜程度まで成長しました。

とはいえ、そこで死んでしまい、それ以上には、成長しませんでした。

すごい大変ですね。

試行錯誤の連続。研究者すごい!


ウナギのプレレプトケファルスは消化機能が弱いらしい。
なので、タンパク質を消化しやすい低分子に分解したオリゴペプチド20%を主成分のアクアランに加えて、さらに、ビタミンミネラルを強化し、オキアミ抽出 液に懸濁して作った餌を与えました。

すると、プレレプトケファルスは頭を突っ込んで、よく食べたのだそうです。
ついに成功です。30mm以上にまで成長しました。

研究者の執念が実を結んだ。素晴らしい研究成果だと思います。







  • 本日の参考文献
本日の参考文献は




















 






inserted by FC2 system