鮭はなぜ群れるのか?

  • 魚がなぜ群れるのかの考察
鮭

群れの機能は、大きくまとめると、捕食者の回避、摂餌効率の向上、配偶者の確保、回遊精度の向上、学習の場の5つにまとめられます。

捕食者の回避は物語のスイミーみたいな感じですね。実際にはリーダーはいなくて、危険に気付いた魚に従う感じなのですが。

摂餌効率の向上は、例えば、エビやカニ、フジツボなどは、1か所にたまっていることが多いので、餌場を見つけたら、みんなで食べて、その間も交代で、敵襲 に備えるシステムになっています。

配偶者の確保は言うまでもないですね。

回遊精度の向上。
鮭のように広い海を回遊する魚は、群れでいるほうが迷いにくいという説が あります。
鮭は、地磁気やにおいを頼りに生まれた川に戻ってくるとされていますが、迷ってしまう個体も結構いるのだそうです。
みんなでコンパスをにらみつつ泳げば個体レベルのミスが相殺されるので、迷わずに川に戻ってこられる仕組みになっています。

学習の場。
一匹の魚が釣れるとその周りの魚が釣れづらくなります。これは、このエサは危険であると群れの仲間が学習することによると考えられています。

英語で群れをschoolというのは、ここからきてるのかもしてませんね。








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