魚がよりびっくりするのは光と音どっち?
- C-start観察で、魚がより驚くのは音と光どちらなのかの検証する実験

魚は、びっくりすると、体をCの字に曲げて、逃げます。
これをC-startといいます。
ニシンの入った水槽の近くで、遠隔操作で、音が鳴るようにして、C-start反応が出るまでの時間をハイスピードカメラで解析して、調べるということを しました。
ニシンは、音が鳴って、わずか0.02秒で反応しています。
ものすごい反射神経です。
群れの数を30尾まで増やすと、全体が反応するのに、0.12秒かかりました。
最初に反応した個体の水の動きに反応して、群れのほかの魚も反応したことがわかります。
次に、カメラのストロボを遠隔で光るようにして、C-start反応が出るまでの時間をハイスピードカメラで解析しました。
すると、
0.035秒で反応が出ました。
30尾の群れだと、全体が反応するのに、0.145秒かかりました。
つまり、音に対する反応より、光に対する反応は鈍いということがわかります。
なので、よりびっくりするのは、音というになりますね!