魚は生まれてすぐ群れを作るわけではない!いつから?
- シマアジは全長何mmから群れを作るのか?

生まれてすぐに、群れを作るわけではないのです。
眼がしっかり発達しないと、そもそも見えないので、そういわれてみればそうですよね。
水の入った、3つの水槽を横並びに用意して、真ん中の水槽と、一番右端の水槽に、それぞれシマアジを入れます。

真ん中の水槽に左端から順に、-1、0、1と点数をつけます。
10秒ごとに画像を撮って、そのポイントをつけます。
最後に、画像の枚数で割って、平均をとります。
ランダムにシマアジが移動していれば、数字は0になって、拒絶しいれば-1。群れを作ろうとしていれば、1に近い数字になります。
実験の結果、全長10mmの段階では、0に近い数字になりました。つまり、群れ形成をしない時期ということですね。
次に15mmのときは、0.5。25mmのときは、0.7。30mmのときは、0.8。
つまり、15mmを越えたあたりから群れを作り始めるということが分かったわけです。
実験方法が面白いですよね。