ウナギにとって水圧って重要なのでは?
- 深海で産卵してるなら卵に圧力かけたほうがいいのでは?

ウナギのレプトケファルス幼生は、水深100m~200mで多く採取されます。
ということは、水圧をかけたほうが、ウナギの仔魚はうまく育つのではないかと考えられるわけです。
そこで、千葉県内水面水産試験場でこんな実験をしました。
50気圧まで加圧できる装置を使って、水温20℃で受精卵の卵内発生を進めました。
すると、孵化する時間が通常の倍かかり、孵化してきた仔魚のサイズも通常より大きい個体が生まれました。
以上のことから、1気圧で孵化させた場合は、早期に生まれてしまうため、小さいのではないかと考えられています。
レプトケファルス幼生は、夜はやや浅く、昼は深いとこれで生活しています。昼夜で垂直移動しているため、1日の圧力変化や、水温、照度など、無数の環境条 件があるため、適した環境条件を見つけるのは非常に難しい。